ビートルズのリマスター盤が発売されて1週間が経過しましたが、オリコンの週刊アルバムチャートでステレオ盤ボックスが6位で推定売り上げ枚数が35,262枚、モノラル盤ボックスが10位で推定売り上げ枚数が20,769枚と、すごいことになってます。この数字には輸入盤の売り上げ枚数は入っていないと思われるので、実際はもっと売れていると思います。特にモノラル盤ボックスはマニア向けといわれていたのに、こんなに売れるとは驚きです。
最新リマスターと旧盤との実際の音の違いが気になるところですが、これだけの物量だと全体を把握するのは大変だと思います。現時点での聞き比べ記事をまとめてみました。
1.CDジャーナルのサイト
ステレオ盤のみですが、衝撃度グラフ付きで簡潔な文章で全曲の音の印象が掲載されています。まあ、衝撃度は個人の好みでしょうが、かなりの力作記事だと思います。
これらの記事を読みながら、リマスター盤聴くのもいいと思います。
2.レコードコレクターズ
レコード・コレクターズ 2009年 10月号の商品ページはこちら
毎度マニアックな視点の記事で評判のよい、「レコードコレクターズ」誌ですが、今回はマスコミ向け試聴会と、発売前に4時間だけ時間をもらって聴き比べしている記事なので、記事の迫力は今ひとつでしたので、来月以降に期待かなといった感じです。でも、ビートルズ来日時の日本航空の客室乗務員だった人のインタビューとか興味深い記事も多くてよかったです。
3.タモリ倶楽部
タモリ倶楽部は音楽評論家の萩原健太さんによるリマスター盤と旧盤との聞き比べポイント集でした。以下に放送された内容をまとめてみます。
①Till There Was You
ジョンが面倒くさがっている気持ちがよくわかる。
ジョンが面倒くさがっている気持ちがよくわかる。
②Cant’t By Me Love
歌い出しの時、リンゴはリムを叩いている。
歌い出しの時、リンゴはリムを叩いている。
③Eight Days A Week
ジョージもちゃんとコーラスしていた。
ジョージもちゃんとコーラスしていた。
④Taxman
ジョージの曲なのにポールのギターカッティングがすごい
ジョージの曲なのにポールのギターカッティングがすごい
⑤Good Night
リンゴのボーカルよりオーケストラを強調
リンゴのボーカルよりオーケストラを強調
⑥Something
オルガンのビリー・プレストンはちゃんと仕事をしている。
オルガンのビリー・プレストンはちゃんと仕事をしている。
「Good Night」の話をしているときに、萩原健太さんは、この曲の前に「レボリューション9」があるので、なかなかこの曲までたどりつけなかったと話してましたが、僕の場合はホワイトアルバムを90分のカセットテープに入れると、どうしても「Good Night」が途中で切れてしまうので、いつも不完全版のカセットテープを聴いていました。なので、「Good Night」を最後まで聴くと、今でもなんだかホっとした気持ちになります。また、このときおぎやはぎが真夜中の森林をドライブしているときに、「レボリューション9」をかけてしまって、すごく怖かったと話していたのには笑えました。確かに「レボリューション9」は暗いところで聴くととても怖いので、ぜひ試してみてください。
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