洋楽日本盤のレコード・デザイン シングルと帯にみる日本独自の世界
先日ディスクユニオンに行ったら、この本が大量に並んでいて、つい衝動買いしてしまいました。日本盤レコードのジャケットや帯の写真が大量に掲載されていて、これだけ沢山一度に見れると楽しいです。
僕はレコードコレクターではないので、この本に掲載されている珍しいジャケットのレコードを見ても、実物が欲しいとは全く思わないのですが、この本をきっかけに日本盤レコードの価格が高騰するなんてことが起こるのでしょうか。まあ、起こったとしても、帯付きの完品ででないと価値は出ないと思うので、音質さえよければ帯なしでも全然気にしない僕としては関係ないんじゃないかなと思っています。
この本の巻頭には、ビートルズの初期の日本盤ジャケットをデザインした人のインタビューが掲載されていますが、最近超高額になっている半掛け帯付きのレコードについても語っていて、半掛け帯は、会社の経営が傾いていたため経費削減のために止むを得ず採用していたのだそうです。作っている本人としては、あまりにみっともないので早く半掛け帯をやめたいと思っていて、「ビートルズNo5」でようやくタスキ帯が実現したとのことです。このように、作っている本人は「みっともない」と思っていたのが、現在では、マニアが血眼になって探していて、超高額品になっているというのは、なんだか面白いです。
そんな感じで、けっこう楽しめる本なのではないかと思います。
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