かなりの凡戦であり、ダノンプレミアムがどれだけ強いのかよくわからないレースとなった。
1.レース結果の基礎データ
2019年 4月21日(日) 3回京都2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第50回読売マイラーズカップ
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1600m・外 10頭立
馬場差 -1.4 完全タイム差 +0.2
タイムランク C メンバーランク B
LAP :12.6-11.4-12.0-12.5-11.8-10.9-10.3-11.1
通過:36.0-48.5-60.3-71.2 上り:68.6-56.6-44.1-32.3
スローの上がり勝負となった。京都の馬場は春になって完全に回復して高速馬場となった。
2.隊列分析
スローで小頭数のわりには直線入り口で縦に長い隊列になっている。L3Fで10.9となったペースアップへの対応能力がハッキリ出たのだと思う。
3.完全タイム差検証
過大評価だった東京新聞杯を走ったインディチャンプ以外は前走の完全タイム差を上回っている馬が多い。ペース補正をかけすぎでもう少し低く完全タイム差を見た方がよい。こうしていくつかのレースを検証してみて、「先週の結果分析」のペース補正には問題があることがよくわかってきた。
4.各馬の分析
1着 6番 ダノンプレミアム 川田将雅 1.32.6 32.2
スローペースを2番手で折り合っての完勝。全く危なげのない走りだっただけに、他のメンバーが弱すぎたのではとの印象もある。
2着 8番 グァンチャーレ 池添謙一 1.32.8 32.5
先手を取って最後まで粘っての2着。G2戦でグァンチャーレがここまで粘れたことには違和感がある。やはりレースレベルを少し落として考えた方がいいと思う。
3着 2番 パクスアメリカーナ 藤岡佑介 1.32.8 32.1
最内の3番手を追走し、直線では一旦インディチャンプに交わされるも差し返しての3着になった。
速い瞬発力勝負でインディチャンプを差し返したのは意外だった。リゲルS、京都金杯ともに低レベルレースだったのでこの馬の能力を少し低く見ていたが、今回の結果から少し上方修正した方がよいことがわかった。
4着 3番 インディチャンプ 福永祐一 1.32.8 32.1
前半かなりかかり気味だったので、最後はパクスアメリカーナに差し返される結果となった。やはり前走の東京新聞杯の完全タイム差が過大評価だったということを証明する結果となった。あと、この馬はスローペースでは能力が発揮できないことがわかった。
5着 1番 ストーミーシー 北村友一 1.33.0 32.0
後方から、いつも最後は速い脚が使える馬なのだが、このペース、このメンバーでも5着ということでは、今後も3着以内に入るのは難しいと思う。
6着 9番 ケイアイノーテック シュタル 1.33.2 32.1
後方から最後はひと脚使っているが、このペースでも後方にいるようではどうしようもない。
7着 4番 モズアスコット ルメール 1.33.6 32.8
上がり32秒台のレースには対応できないことを示した。調子を崩したわけではないのでレースの流れ次第では即好走する可能性がある。
8着 10番 メイショウオワラ 武豊 1.34.1 33.5
速い上がりに対応できず。
9着 5番 コウエイタケル 小牧太 1.34.2 33.0
見所無し。
10着 7番 トーアライジン 松山弘平 1.34.8 33.5
500万条件馬であり無謀な挑戦であった。
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