ヴィクトリアマイルに向けて、レース回顧していなかった福島牝馬Sについて回顧してみる。
1.レース結果の基礎データ
2019年 4月20日(土) 1回福島5日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第16回福島牝馬S
4歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(指定) 芝 1800m 10頭立
馬場差 ±-0.5 完全タイム差 +2.0
タイムランク SL メンバーランク D
LAP :12.7-12.0-12.5-12.8-12.2-11.7-11.5-11.2-11.5
通過:37.2-50.0-62.2-73.9 上り:70.9-58.1-45.9-34.2 スローペース
スローで補正しきれないSLランクのレースとなった。
2.隊列分析
直線入り口では差のあまりない短い隊列になったが、最後は1着馬とそれ以降で意外に差が付いた。
3.完全タイム差検証
SLランクなので、前走より大きくパフォーマンスを落としたように見える状況になって当たり前なのだが、その割には意外と前走との差が大きくないので、そもそものこのレースのレベルは低いと考えてよさそうだ。
4.各馬の分析
1着 5番 デンコウアンジュ 柴田善臣 1.48.1 33.8
後方から大外を回るも残り200mで他馬を圧倒する加速をして、1着になった。
この馬は直線で速い加速をすることが特徴で今回はそれをL1Fで使ったことにより他馬を圧倒したように見えた。ただ、L1Fの手前で好位置につけれたのはメンバーが弱かったからということだと思う。一昨年ヴィクトリアマイルで2着になったのは、L2Fが最速になるラップで、ここでの加速性能が他馬より優ったことからだったが、現時点でも直線での加速性能が活かせるレース展開になれば十分やれそうに思う。
2着 6番 フローレスマジック 石橋脩 1.48.5 34.5
スタート、2の脚ともに遅く中段の位置につける。3角から徐々にペースアップし最後まで脚を伸ばして2着となった。
小回りコースのレースらしく早めに脚を使って最後まで脚色衰えないように見えた。1600万条件勝ちまで人気になりながら好走していたものの、オープン入り後の2戦は凡走していたが、さすがにこの低レベルのメンバーであれば好走できたということだと思う。
3着 10番 ダノングレース 蛯名正義 1.48.7 34.4
後方から、残り800mあたりから押し上げ、4角では一旦フローレスマジックの外から前に出たが、最後は少し甘くなってフローレスマジック1馬身離されての3着だった。
1馬身離されたがフローレスマジックより外を回った距離ロスを考えると能力差はないと思う。曲線での加速性能はこの馬の武器になる。今後小回りコースで早め先頭に立ってそのまま押し切るようなレースが出来る可能性は高いと思う。
4着 7番 ペルソナリテ 丹内祐次 1.48.7 34.2
3,4角でペースアップする際に、外を回る馬が多いなか最内でじっとしていたので、直線まで末脚を温存することができて、4着まで伸びてきた。
内をうまく立ち回っての4着でかつ、低レベルレースなのであまり評価できない。
5着 9番 ミッシングリンク 丸山元気 1.48.7 34.7
中央抹消したので、コメントなし。
6着 3番 ランドネ 戸崎圭太 1.48.8 34.7
他にスタート直後速い馬が2頭いたため、3番手追走となったことがすべて。それでいて、3,4コーナーのペースアップでも見劣った。最後の直線では最内に入るも、右にヨレてきたミッシングリンクの斜行で不利を受けたが、不利を受けなくても3着以内に入るのは難しかったと思う。
7着 2番 カレンシリエージョ 秋山真一 1.48.8 34.6
1000万条件戦を勝ったちょごということもあり見所無し。
8着 8番 ウインファビラス 松岡正海 1.49.3 35.4
2番手追走で残り150m付近までで粘っていたものの、ミッシングリンクの斜行の不利を大きく受けて最後は騎手が諦めて流してしまった。しかし、不利を受けなくても3着以内に入るのは難しかったと思う。
9着 4番 カワキタエンカ 鮫島克駿 1.50.2 36.3
中央抹消したので、コメントなし。
10着 1番 ビスカリア 西村淳也 1.50.2 35.8
1600万条件馬であり、4角では他馬についていけなかった。
コメント