超ドスローで究極の瞬発力勝負となった。これでは、サートゥルナーリアは瞬発力勝負ではかなり強いということがわかったものの、今後に向けてあまり参考になる内容がなかったので、個人的にはかなり残念に思うレースとなった。
1.レース結果の基礎データ
2019年 9月22日(日) 4回阪神7日 天候:小雨 馬場状態: 良
11R 第67回神戸新聞杯
3歳・オープン・G2(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2400m・外 8頭立
馬場差 -2.3 完全タイム差 +1.8
タイムランク SL メンバーランク C
LAP :12.9-11.3-12.9-13.1-13.2-13.5-13.3-12.5-11.8-10.8-10.2-11.3
通過:37.1-50.2-63.4-76.9 上り:69.9-56.6-44.1-32.3
超高速馬場にもかかわらず、13秒台のラップが4ハロンも続いてしまっていて、ここまでスローだとL2F10.2のラップもどうとらえるか難しくなってしまう。
2.隊列分析
ドスローなので当然ながら短い隊列となっている。
3.完全タイム差検証
1.6秒くらい速く見て、神戸新聞杯の水準タイムとほぼ同程度の真完全タイム差であると考えるのが妥当だと思う。
4.各馬の分析
1着 3番 サートゥルナーリア 牡 3 ルメール 56 2.26.8 32.3
どスローであるためしっかり2番手を確保し追走し、勝負所から追い出すとしっかり伸びて楽勝の1着となった。
ダービーのときは、最後止まったので持続力に疑問を感じたが、スローペースになれば、持続力は問題ないということのようだ。今後やや速いペースのときも問題なく走れるのかどうかは、このレースだけでは判断できない。また、神戸新聞杯の基準タイムは古馬3勝クラスよりちょっと上程度のもので、今回のレースパフォーマンスはその水準とほぼ同等ということも頭にいれておくべきである。
2着 5番 ヴェロックス 牡 3 川田将雅 56 2.27.3 32.5
サートゥルナーリアを後ろからマークして、今回は切れ負けすることをはっきり示した結果となった。
どスローの瞬発力勝負は向かないことを示した。
3着 8番 ワールドプレミア 牡 3 武豊 56 2.27.5 32.3
後方追走から、大外を回って長い直線を活かしてジワジワ伸び続け3着に浮上した。
大外を回って、サートゥルナーリアと同じ最速の上がり3ハロンタイムを出したことは大きいと思う。
戦績を見ると、決して追走力に問題があることはないものの、ズブい面があるので、直線の長いコースに限られてしまうが、今後好走する可能性はありそうに思える走りだった。
4着 4番 レッドジェニアル 牡 3 酒井学 56 2.27.8 33.1
こちらもサートゥルナーリアのすぐ後ろを追走して切れ負けした。あまり速くないペースで台頭する差し馬であるが、あまりにスローすぎたのと、高速馬場により、この状況では瞬発力が足りなかったということのようだ。
5着 2番 ユニコーンライオン 牡 3 岩田康誠 56 2.27.8 32.7
レッドジェニアルと大差ないレベルでの走りが出来ていたが、今年の3歳牡馬秋戦線では2勝クラス勝ち直後の戦績では足りないようだ。
6着 6番 シフルマン 牡 3 松山弘平 56 2.27.9 33.3
押し出されるように逃げるも、切れ負け。
7着 7番 ヴィント 牡 3 竹之下智 56 2.28.4 33.5
見所無し
8着 1番 ジョウショームード 牡 3 小牧太 56 2.28.6 33.3
見所無し
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