上位2頭とそれ以下でかなり差が開く結果となった。しかしながら上位2頭もさほど強いわけでもなさそうなので、しっかりとレース回顧して特徴を抑えて今後の狙いどころを見極める必要がありそうだ。
1.レース結果の基礎データ
2020年 2月16日(日) 1回東京6日 天候: 曇 馬場状態:稍重
11R 第54回共同通信杯
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1800m 9頭立
馬場差 +0.4 完全タイム差 +1.0
タイムランク SL メンバーランク C
LAP :13.2-11.9-12.5-12.9-12.7-12.1-11.2-11.4-11.7
通過:37.6-50.5-63.2-75.3 上り:72.0-59.1-46.4-34.3
前半はかなりスローながらL3Fで大きくペースアップしているので、早めのスパートと持続力が問われるレースとなった。
2.完全タイム差検証
前走よりパフォーマンスを上げた馬、下げた馬が入り乱れて評価が難しい。
ココロノトウダイが前走と大差ないパフォーマンスだったと考え補正なしとした。
3.各馬の分析
1着 6番 ダーリントンホール 牡 3 ルメール 56 1.49.6 34.1
道中インでは泣く馬場のいい所を選んで5,6番手で追走。残り800mから早めに進出して直線に入ると、先頭に立っていたビターエンダーの内のすぐ後ろの位置につけ、直線では2頭のたたき合いになり最後は競り落として1着になった。
早めにスパートして長くいい脚が使える持続力があることが強みになる。ただ、前走は今回より流れるペースで今一つの成績だったので、スローペースの方がよいということなのかもしれない。
2着 2番 ビターエンダー 牡 3 ミナリク 56 1.49.6 34.3
先頭に立ち馬場のいいところを選んで走り、早めスパートからダーリントンホールとのたたき合いに敗れ2着となった。
最後3着以下は0.7秒離したので、上位2頭とそれ以下の実力差がハッキリ出る結果となった。
先行力、持続力があることを示したが、この馬も前走は今回より流れるペースで今一つの成績だったので、スローペースの方がよいということなのかもしれない。さらにこの馬はトップスピードは速くないので道悪の馬場も向いていたようだ。
3着 7番 フィリオアレグロ 牡 3 M.デム 56 1.50.3 34.6
ダーリントンホールのすぐ外の同じような位置で追走するも残り800mあたりから一旦手ごたえが怪しくなり、直線でジワジワ盛り返して3着になった。
コーナーでのペースアップには対応できないズブイ面があることを示した。ただ、前走と今回のラップタイムを比較すると大差ないので、単純にここでは能力が劣ったとの判断でよさそう。
4着 8番 マイラプソディ 牡 3 武豊 57 1.50.3 34.3
道中後方の位置取りになる。4角のペースアップ時にも対応できず後方のままで、直線外からジワジワ伸びても4着まで。
道中の位置取りが後ろすぎるように思えたが、過去のレースは小頭数のものだったので、元々先行力は大したことないということなのかもしれない、なので、もっと多頭数のレースになるとさらにポジションは悪くなるかもしれない。
さらにL3Fでペースアップするレースは初めてだったようで、こうしたペースには対応できないことを示した。
5着 3番 ココロノトウダイ 牡 3 丸山元気 56 1.50.4 34.9
一旦先頭に立とうとするも3番手に控える。4角でのペースアップには対応出来ていたが、直線では上位勢に離される一方だった。
コーナーのペースアップに対応できるがいい脚が短そうなので小回りコース向きのようだ。
6着 4番 シングンバズーカ 牡 3 柴田善臣 56 1.50.4 34.6
5,6番手追走。4角のペースアップはインを選んで距離ロスを抑えて対応していて、速い脚は使っていなかった。直線でそこそこ伸びたが大した脚ではなかった。ただし、3~6着の差はほとんどないので、3.4.5着馬と同等の実力があることは示した。
7着 1番 エン 牡 3 柴田大知 54 1.51.4 36.0
先行できていたが、直線では伸びなかった。地方馬で実力は未知数だったが、ここでは能力が劣ったことは明らか。
8着 9番 シコウ 牡 3 木幡巧也 56 1.51.5 35.4
後方のまま見所なし。
9着 5番 アジュバント 牡 3 幸英明 56 1.52.0 36.0
見所無し。
コメント