あまり強さを感じさせる馬のいない地味な一戦となった。
1.レース結果の基礎データ
2020年11月28日(土) 5回阪神8日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第7回ラジオNIKKEI杯京都2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定) 芝 2000m・内 10頭立
馬場差 -1.2 完全タイム差 +1.6
タイムランク E メンバーランク C
外が伸びる馬場だったようで、差し馬は意図的に最後外を回っていたようだった。
ペースはゆったりではあるが、4角から加速の始まる持続力勝負になった。4角からしっかり加速して早めに勝負してくる馬がいなく。末脚勝負になったので、あまり強い馬がいない印象を受けるレースとなった。
2.完全タイム差検証
かなりの過小評価になっていて、1秒くらいは速くみてよさそうなのだが、この時期の2歳の判断は難しい。
3.各馬の分析
1着 8番 ワンダフルタウン 牡 2 和田竜二 55 2.01.6 35.0
スタート速くなく、後方から4番手の位置につける。4角から進出を開始するも一番外を回ったので、直線入口でもまだ後方。直線最初の伸び脚はジワジワしたものだったが、残り200mの坂のところで勢いがついて1着になった。
デビューから4戦上り3ハロンタイム最速で走っているように末脚を活かした勝利。末脚はあまり鋭いものではないが、L1Fの坂の減速するところで伸びてきたので、持続力勝負などのスタミナを活かしたレースの方がよさそう。
2着 9番 ラーゴム 牡 2 武豊 55 2.01.7 35.3
5番手の中団を追走。4角終わりではワンダフルタウンの内の少し前の位置。直線での伸び脚はジワジワしたものので最後の末脚もワンダフルタウンに見劣った。
堅実ではあるものの決め手にかけるので勝ち切れないことが多くなりそうな印象。瞬発力勝負は向かなそう。
3着 6番 マカオンドール 牡 2 岩田康誠 55 2.01.8 35.3
中団インを追走。4角終わりで馬場の真ん中のやや後方になる。直線で前が狭くなる場面があったが、それでも直線でもたつき、最後の坂で少し伸びた。
コーナーの加速、直線のエンジンのかかりも遅く、あまり強いようには見えない。
4着 5番 グロリアムンディ 牡 2 福永祐一 55 2.02.0 35.1
後方インを追走。4角もインを回り、直線もインから伸びてはいたが、伸び脚は大したことなかった。
騎手は最後外に出したかったようで、この時点では内があまり伸びない馬場だったようだ。しかし、インぴったりの距離得があるわりには4角直線入口の走りはあまりよくなかった。時計のかかるレースでないとよくないのかもしれない。
5着 7番 ダノンドリーマー 牡 2 岩田望来 55 2.02.0 35.4
後方追走。最後外から伸びてきてはいたが、大した脚ではなかった。
6着 2番 バスラットレオン 牡 2 坂井瑠星 55 2.02.1 35.9
2番手追走。直線でかなり粘ってはいたが、残り100mあたりで、脚色が鈍った。最後の坂が堪えたようだ。
7着 10番 タガノカイ 牡 2 藤岡康太 55 2.02.2 36.1
外枠から楽に先手を取り逃げるが、残り200mで後続に飲み込まれた。
そう大きく負けてないので悪くない走り。最後坂でなければもう少しやれたかもしれない。
8着 1番 ビップランバン 牡 2 川田将雅 55 2.02.3 35.9
インの3番手を追走していたが、4角の加速がよくなく斉内を走っていたのに後退気味になり、直線もいいところなかった。
4コーナーから加速するレースが向いていないのは確か。
9着 4番 グラティトゥー 牡 2 松山弘平 55 2.02.3 36.0
外の3,4番手を追走。4角の加速は悪くないものの、直線では伸びなかった。
10着 3番 テリオスルイ 牡 2 菱田裕二 55 2.02.3 35.4
後方のまま見どころなし。
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
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