5歳馬ながらヒシイグアスの成長ぶりが印象的なレースだった。
1.レース結果の基礎データ
2021年 2月28日(日) 2回中山2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第95回中山記念
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1800m 14頭立
馬場差 -1.5 完全タイム差 -0.1
タイムランク C メンバーランク D
ペースは速かったがそれでも、開幕集ということもあり前目につけていないとどうにもならないレースだった。
2.完全タイム差検証
1秒ほど低く見た方がよさそう。
3.各馬の分析
1着 8番 ヒシイグアス 牡 5 松山弘平 56 1.44.9 34.2
前3頭が飛ばす中離れた4番手を追走。3角でインから早めに追い上げてきたケイデンスコールに一旦前を取られて外から少しづつ進出していき、直線ではしっかり伸びて1着を確保した。
前目の位置で危なげのない勝利だった。特にインを上手く立ち回ったケイデンスコールより確実に強いことを示した。5歳馬ながら前走よりパフォーマンスを確実に上げていて成長している。
2着 4番 ケイデンスコール 牡 5 岩田康誠 56 1.44.9 34.2
5番手を追走。3角から早めに進出を開始し、外にいたヒシイグアスを導くように前に迫っていき、直線ではインからしっかり伸びたが最後は勢いがやや劣った。インで前目の位置をとり最高の立ち回りをしての2着なので、実力としてはここまでということのようだ。それでも2戦続けて好走できたので今後も侮れない。
3着 13番 ウインイクシード 牡 7 横山武史 56 1.45.0 35.3
速いペースで逃げる馬にぴったりつけての2番手を追走。4角で早めに先頭に立つと最後までしぶとく3着に粘った。
先行力と中山巧者であることが活きての3着。しぶとい粘りはあるが瞬発力がないので勝ち切るイメージは持てない。
4着 10番 ゴーフォザサミット 牡 6 蛯名正義 56 1.45.4 34.5
中団追走から早めの進出で見せ場を作るも直線では勢いが続かなかった。それでも最後まで伸びて4着は確保できたので、どこかでチャンスはあるかもしれない。
5着 1番 トーセンスーリヤ 牡 6 横山和生 56 1.45.5 35.6
飛ばす2頭の少し後ろの3番手追走。4角の終わりで2番手になるも最後交わされての5着。
休み明けであったがしっかり能力は示し、G3レベルになれば十分能力上位の馬
6着 2番 コスモカレンドゥラ 牡 5 柴田大知 56 1.45.6 34.3
後方追走。4角でも勢いがないように見えたものの、直線ではしっかり伸びた。脚が貯めれればそこそこ末脚は使えるようだが、ややズブい面があるようだ。
7着 12番 パンサラッサ 牡 4 三浦皇成 55 1.45.7 34.7
スタートは今一つで中団のやや後方の外を回る。最後の直線ではしっかり伸びてきているものの勢いが足りなかった。
前の位置につけれなかったのが敗因で、前目の位置につけれればもう少しやれてよい馬。
8着 9番 サンアップルトン 牡 5 柴田善臣 56 1.45.9 34.4
後方追走から、一応この馬自身で走れる末脚は使っている。先行馬総崩れになる展開にならないと中山での好走は難しそう。
9着 11番 クラージュゲリエ 牡 5 ルメール 56 1.46.0 34.8
中団やや後方から最後は伸びているものの出番はなかった。
前走は弱いメンバーに恵まれての3着であり実力としてはこの程度と考えてよさそう。
10着 6番 フランツ 牡 6 M.デム 56 1.46.3 34.5
最後方追走から最後は大外から伸びようとしてはいた。
11着 14番 ショウナンライズ 牡 8 大野拓弥 56 1.46.6 35.8
中団追走していたが、4角のペースアップに対応できなかった。
12着 3番 ノーブルマーズ 牡 8 高倉稜 56 1.46.7 35.8
特に見どころなし。
13着 5番 マイネルハニー 牡 8 丸山元気 56 1.47.2 35.8
特に見どころなし。
14着 7番 バビット 牡 4 内田博幸 56 1.48.1 38.5
速いペースで逃げたがバテた。
ペースが速すぎたものの、それでも負けすぎであり、古馬オープンでの好走は難しい可能性が高い。
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
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