このところ3勝クラス勝ち後の人気馬が凡走するペースが多かったが、ここではしっかり勝ち切るレースとなった。
1.レース結果の基礎データ
2021年 4月10日(土) 2回阪神5日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第64回サンケイスポーツ杯阪神牝馬S
4歳以上・オープン・G2(別定) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m・外 12頭立
馬場差 -2.2 完全タイム差 +0.4
タイムランク D メンバーランク D
やや遅いペースとなり、L3-2Fが極端に速い瞬発力勝負となった。高速馬場と瞬発力勝負への対応力が求められるレースとなった。
2.完全タイム差検証
0.7秒ほど低く見た方がよさそう。
3.各馬の分析
1着 10番 デゼル 牝 4 川田将雅 54 1.32.0 32.5
スタート遅く後方から、直線入口でも外の後方からL3-2Fが速いのでここでもまだ後方だったが、L1Fで外からくいっと伸びて辛勝の1着。
高速馬場の瞬発力勝負に対応できた。最後しっかり伸びたので力はある。
ただし、スローペースで後方からの競馬が多いので、急流での対応力は未知数。
2着 4番 マジックキャッスル 牝 4 大野拓弥 54 1.32.0 32.4
後方追走から直線入口ではデゼルの内で同じような位置にいたが、直線で先に抜け出してきたのはこちら。最後まで伸びていたもののの最後はデゼルに交わされた。
高速馬場の速い上りにしっかり対応してきた。これならば好走できるレースの幅は広そうで今後活躍が期待できる。
3着 1番 ドナウデルタ 牝 5 和田竜二 54 1.32.1 33.0
インの3,4番手を追走。4角でインの距離得を得る。直線に入ってもしっかり伸びていてゴール前で一旦先頭に立つも上位2頭に交わされた。
スローのインで楽ができたのが好走要因であることは明らかだが、恵まれればこれだけやれるということは覚えておきたい。
4着 11番 プールヴィル 牝 5 三浦皇成 54 1.32.1 32.9
中団外を追走。直線でしっかり伸びていて上位勢との差はあまりなかった。休み明け+22キロだったので、これだけやれれば次走上ずみは期待できいる。
5着 12番 エーポス 牝 4 岩田康誠 54 1.32.2 33.3
2番手追走から最後までしっかり粘れてはいた。
昨年桜花賞以来だったが、これだけ善戦できれば今後古馬オープンで馬券県内に来る可能性はありそう。
6着 7番 イベリス 牝 5 酒井学 54 1.32.3 33.5
上手くスローペースの逃げに持ち込めたが、これだけ高速上りの決着になるとさすがに分が悪かった。
7着 2番 ギルデッドミラー 牝 4 池添謙一 54 1.32.4 33.2
5番手追走していたが、最後は伸びを欠いた。「ハミ掛かりが良くて行きたがった」とのことで前走ように脚を貯めることができなかったようだ。脚を貯める制御が難しい馬のようなので、能力はあってもアテにはできなそう。
8着 3番 ブランノワール 牝 5 団野大成 54 1.32.4 33.1
インの中団を追走。直線でも伸びてはいるものの勢いを欠いた。高速上り勝負の対応力は今一つのようだ。
9着 8番 リアアメリア 牝 4 福永祐一 55 1.32.6 32.9
後方追走。4角で外を回るも直線伸びを欠いた。
そもそも能力的にこの程度であり、典型的な人気先行馬。いつも人気を吸ってくれるありがたい存在なのだが、これだけ凡走が続けばさすがに次走以降は人気を落としそう。
10着 6番 メイショウグロッケ 牝 7 浜中俊 54 1.32.8 33.8
3番手追走するが直線で伸びず。高速馬場には対応できるのだが、瞬発力勝負には対応できない。
11着 9番 ロフティフレーズ 牝 6 幸英明 54 1.33.1 33.6
後方のまま見どころなし。高速馬場の速い上りには対応できないようだ。
12着 5番 メジェールスー 牝 6 藤岡康太 54 1.33.2 33.3
後方のまま見どころなし。オープンでの好走は難しそう。
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