ほぼ実力通りの結果となったが、ポタジェとサンレイポケットの能力比較とボッケリーニの扱いを考えるのが難しいレースだった。、
1.レース結果の基礎データ
2021年 5月 9日(日) 2回新潟2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第43回新潟大賞典
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m・外 14頭立
馬場差 +1.7 完全タイム差 -0.3
タイムランク C メンバーランク D
馬場が悪いわりにペースが速く、L1Fで大きく減速するレースとなった。
2.完全タイム差検証
なぜかかなりの過大評価になっていて、1.5秒ほど低く見た方がよい。
3.各馬の分析
1着 2番 サンレイポケット 牡 6 鮫島克駿 55 1.59.3 36.5
後方イン追走。直線入口でやや外に持ち出し、さらに外にいた4,5頭と横一線に並んだ長いたたき合いになり、最後は少し前に出て1着になった。
長い直線での長いたたき合いになったので、前走からの斤量1キロ減が効いたようだ。末脚は安定して使えているので長い直線のコースが合っている。
2着 10番 ポタジェ 牡 4 西村淳也 56 1.59.3 36.9
中団追走から、直線では他4,5頭と横一線に並んだ長いたたき合いになり、最後は少し前に出るもサンレイポケットとはわずかの差での2着だった。
長い直線での長いたたき合いになったので、前走0.1秒差をつけたサンレイポケットが斤量1キロ減により逆転できたということのようだ。前走の好走は本物で今後も安定して活躍できそう。
3着 14番 サトノソルタス 牡 6 秋山真一 55 1.59.3 37.2
スタートは速くないが、最初の直線で外からじわっと進出し、3角までに3,4番手の位置となる。最後の直線の長いたたき合いで粘りを見せて3着になった。
戦績から前目のポジションを取れた時だけ好走していて、また今回は馬場が悪く上りがかかったこともよかったようだ。スタートが速くないのでこの馬が先手を取れることを予想するのは難しく。今後も扱いが難しい厄介な存在になりそう。
4着 4番 トーセンスーリヤ 牡 6 横山和生 56 1.59.4 37.4
3,4番手を追走。最後の直線の長いたたき合いに食らいついていた4着までだった。
戦績から先行することが多く最後までしぶといので、今後重賞で3着以内に入るチャンスはありそう。
5着 1番 ボッケリーニ 牡 5 吉田隼人 57 1.59.6 37.4
5番手辺りを追走するも最後の直線の長いたたき合いの最後は少し上位4頭に劣った。
騎手は同じように先行していたトーセンスーリヤに劣ったことを不満におもっているようで、やはり速いペースのレースでは少し能力が劣るということのようだ。
6着 11番 ダノンマジェスティ 牡 6 和田竜二 55 1.59.7 36.8
後方追走から最後は大外からジワジワ脚を使いよく伸びていたが、上位勢に届くほどではなかった。
長くジワジワと脚が使える馬ではあるものの、好走するのは前目のポジションにつけれたときになるようで、戦績から2ハロン目が10秒台になるレースではポジションが取れないようだ。
7着 5番 ムイトオブリガード 牡 7 酒井学 57 1.59.7 36.5
後方追走から最後は大外からジワジワ脚を使いよく伸びていたが、上位勢に届くほどではなかった。
後方に置かれるレースが続いていて、今回最後までよく伸びたように見えたのは上りが36.5秒とかなりかかっていたのでそう見えただけで、まださほど復調しているとはいえない。
8着 3番 バスカヴィル 牡 7 斎藤新 53 1.59.9 38.0
2番手で追走していたが、残り200mで後退した。
オープン入りしてから末脚がまるで通用していない。
9着 8番 バイオスパーク 牡 6 丸山元気 57 2.00.0 37.7
中団外を追走していたが、最後の直線での伸びが足りなかった。
コーナー4つの小回りでインを効率よく走れないと好走できない馬。
10着 9番 サトノエルドール 牡 5 菅原明良 54 2.00.0 37.5
中団を追走していたが、最後の直線での伸びが足りなかった。
前走初ブリンカーで急に好走して3勝クラスを勝ちオープン入りしたが、この一戦だけでオープンで通用しないと判断しない方がよさそう。
11着 6番 ヒュミドール セ 5 吉田豊 55 2.00.4 37.6
後方追走。最後の直線で大して伸びず。
戦績から、スローペースでないとダメなようだ。
12着 12番 ニシノデイジー 牡 5 勝浦正樹 55 2.01.4 38.8
見どころなし。古馬オープンではまるで通用しないのは明らか。
13着 7番 ハッピーアワー 牡 5 鮫島良太 54 2.01.9 38.8
見どころなし。古馬オープンではまるで通用しないのは明らか。
14着 13番 マイスタイル 牡 7 横山典弘 57 2.02.8 41.1
速いペースで逃げたが、直線で早々と脱落した。
2000mでなおかつ直線の長いコースのこのレースをあえて選択したのは、何か策でもあるかと思ってしまったが、結局無策で失敗のレース選択だった。前走は逃げてまずまず粘れていたので、適した舞台であれば好走できる可能性はある。
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
コメント