1.レース結果の基礎データ
2022年 2月12日(土) 1回東京5日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第57回デイリー杯クイーンカップ
3歳・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指) 芝 1600m 16頭立
馬場差 -1.3 完全タイム差 +0.8
タイムランク D メンバーランク D
LAP :12.3-10.9-12.1-12.2-12.2-11.5-11.3-11.6
通過:35.3-47.5-59.7-71.2 上り:70.9-58.8-46.6-34.4 平均:1F:11.76 / 3F:35.29
スローの瞬発力勝負になった。
2.完全タイム差検証
0.4秒ほど低く見た方がよさそう。
3.各馬の分析
1着 13番 プレサージュリフト 牝 3 戸崎圭太 54 1.34.1 33.5
スタートは遅く序盤は後方から2番手。4角で外を回って少しづつ加速していくが外を回ったので直線入口でもまだ後方。直線外から1頭だけ目立つ脚色で伸びてきて、1着になった。内からよく伸びた馬が1頭いたので、2着馬との差は少なかったものの、今回のメンバーでは圧倒的な末脚を示した。ただスタートは少し怖がるようで、今後も後方からの競馬が多くなりそう。メンバーが強化されると今回のように外から差しても届かない場面が想像できるので、今後の活躍は舞台が限られるかもしれない。
2着 9番 スターズオンアース 牝 3 横山武史 54 1.34.2 34.2
スタートよく5番手を追走。4角はやや内を通り、直線坂の途中から加速すると、内を通った馬の中では一番勢いがあり、1頭抜け出したもののゴール直前で外からの馬に差されての2着。前走同様、立ち回りの良さで好走した。ただし、追い出すと右に張ってしまうようで、これが矯正できれば抜け出してからの加速はさらによくなりそうなので、まだ成長の余地を残している。右に張る課題に陣営が今後どう取り組むか、少し気にするとよさそう。
3着 2番 ベルクレスタ 牝 3 松山弘平 54 1.34.3 33.4
スタートはまずまずだったが、内に切れ込む周囲の馬を気にしたのかインでポジションがどんどん下がってしまう。4角は最内であったことからじっくり回ったので一旦最後方まで下がってしまう。直線に入って、進路を探すのに手間取ったが、進路が出来てからの抜け出しは素早く速い加速を見せたが、いい脚は長く続かずゴール直前で甘くなり前2頭を交わせそうな勢いはなかった。前走は壁が作れずうまく走れず、今回は周囲の馬を気にして下がってしまったりと、道中のポジショニングに課題のある馬のようだ、加えて一瞬のいい脚はあるものの長く使えないので脚の使いどころが難しい面もある。今回上り3ハロンタイム最速であるが、インぴったり回ってのものということは覚えておきたい。末脚は明らかに1着馬の方が上だった。
4着 4番 ラリュエル 牝 3 坂井瑠星 54 1.34.5 34.5
スタートよくインの3番手追走。直線でインからよく伸びていたものの、上位3頭ほどの勢いはなかった。立ち回りはよいので、そこそこ好走することは多そうだが、勝ち切るイメージはあまり持てない。
5着 10番 モズゴールドバレル 牝 3 M.デム 54 1.34.6 34.6
スタートよく外の4番手を追走。直線に入ってからの伸びはジワジワとしたもので、上位勢のような勢いはなかった。
6着 5番 ウインエクレール 牝 3 松岡正海 54 1.34.7 34.4
中団追走。直線に入ってからの伸びはジワジワとしたもので、上位勢のような勢いはなかった。
7着 7番 ロムネヤ 牝 3 ルメール 54 1.34.8 34.6
インの中団を追走。直線の伸びは今一つ。
8着 8番 モカフラワー 牝 3 石川裕紀 54 1.34.9 35.1
2番手追走していたが、残り200mからはあまり勢いがなかった。
9着 12番 アオイモエ 牝 3 石橋脩 54 1.34.9 34.1
後方追走。4角は外を回りすぎないように回るも、直線に入って外に出すまでもたつき、加速できたころにはもう体制が決していて届かない位置だった。
10着 6番 ハピネスアゲン 牝 3 江田照男 54 1.34.9 34.3
中団やや後方追走。直線の伸びは今一つ。
11着 3番 ショショローザ 牝 3 岩田望来 54 1.34.9 34.5
中団インを追走。直線では前が詰まってブレーキをかける場面があったので、実力以上に負けた感はある。
12着 15番 スタティスティクス 牝 3 池添謙一 54 1.35.0 34.6
中団外追走。直線の伸びは今一つ。
13着 16番 スマイルアップ 牝 3 野中悠太 54 1.35.4 35.7
スタートよく、二の足で勢いをつけて先手を主張したが、残り200mからはあまり勢いがなかった。
14着 11番 コントディヴェール 牝 3 大野拓弥 54 1.35.7 35.5
中団外追走。直線の伸びは今一つ。
15着 14番 アメリカンスター 牝 3 田辺裕信 54 1.35.7 34.9
後方追走。直線大外から伸びようとするが、あまり伸びなかった。
16着 1番 ショウナンアメリア 牝 3 菅原明良 54 1.35.7 35.1
中団イン追走していたが、4角で勢いなく後方まで下がり、直線でも勢いはなかった。ここでは能力不足は明らか。
関連記事
■「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
■完全タイム差を検証する表について説明します。
■2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~
コメント