レース結果の基礎データ
2022年 3月19日(土) 2回中京3日 天候: 曇 馬場状態:稍重
11R 第36回中日スポーツ賞ファルコンS
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1400m 18頭立
馬場差 -0.1 完全タイム差 +0.1
タイムランク C メンバーランク C
LAP :12.1-10.5-10.5-11.3-11.6-12.4-12.5
通過:33.1-44.4-56.0-68.4 上り:68.8-58.3-47.8-36.5 平均:1F:11.56 / 3F:34.67
前半かなり速く、それでいて4角の終わりでかなりごちゃついたので、しっかりした末脚と器用さが必要なレースとなった。
2.完全タイム差検証
0.5秒ほど低く見た方がよさそう。
3.各馬の分析
1着 1番 プルパレイ 牡 3 M.デム 56 1.20.9 35.9
スタートは速くなかったが、最内枠を活かしてインの中団の位置を追走する。4角をじっくり回り、直線に入って楽な手応えで進出していき、残り200mの手前で前にいた馬の外に出すとそこからグングン伸びて1着になった。最内枠の距離得があったとはいえ、抜け出すときの加速や着差からこのメンバーでは一歩抜けた存在であるように見える勝利だった。加えて、抜け出すとやめるところがあったり、まだ本気をだしていたい面があるのでまだ伸びしろがありそうだ。
2着 3番 タイセイディバイン 牡 3 松若風馬 56 1.21.2 36.1
中団を追走。プルパレイのすぐ後ろの外と比較的インを走っていたが、4角で外に出そうとしたところ前がごちゃ付き直線に入って少しするまで追い出しを待たされるロスがあった。直線途中で進路が出来てからはそこから長くいい脚を使って2着に浮上した。L2Fでいい脚を使ったように見えたが、ラップは12.4-12.5と速くないので今回の展開がこの馬にハマったということのようだ。今まで1800m、2000mで先行するレースをしてきていたが、こうした馬が距離短縮していい末脚を見せるのは典型的な激走パターンだったりする。
3着 14番 オタルエバー 牡 3 幸英明 56 1.21.3 36.0
中団やや後方の外を追走。4角で外を回って勢いをつけ、直線に入ってからの加速が目立つもので一瞬にして3番手にまで進出。そこから伸び続け1頭交わすものの、最後は外から1頭交わされて3着になった。逃げないとダメかと思われた馬が新味を示した。直線の坂での加速が目立つものだったので、最後が坂のコースだとなおよいかもしれない。
4着 6番 デヴィルズマーブル 牡 3 福永祐一 56 1.21.3 36.1
インの中団やや後方を追走。4角の終わりで前に進路が取れないので外に出そうとするが上手くいかず、直線に入ってインの前にいたプルパレイが外に出したことでインに進路ができて、インを抜けてくる。ところが残り200mで今度は前にいたカジュフェイスが邪魔になり少し外に出し、そこからよく伸びたが4着まで。ロスの多い競馬だったので、スムーズだったら3着はあったかも。
5着 8番 トウシンマカオ 牡 3 戸崎圭太 57 1.21.5 36.7
中団追走するも、4角の終わりから直線の途中まで前が詰まってしまい、外に出すのに苦労する。外に出して進路が出来てからの伸び脚はそう鋭いものでなかった。好位につけて最後ひと足使う馬ながら、もっと緩いペースでないと末脚が削がれてしまうのかもしれない。
6着 5番 ショウナンハクラク 牡 3 坂井瑠星 56 1.21.5 35.8
スタート遅く序盤は少し離された後方を追走。4角をインぴったり回ることで次第に差を詰めていき、この馬の位置では渋滞に巻き込まれることなく直線の途中までインをまっすぐ走ることができた。ゴール少し前でやや外に出して伸びようとしたものの、時すでに遅しだった。多くの馬が進路どりに苦労する中この馬はインを効率よく走れたので、上り3ハロンタイムは最速でも評価できない。加えて序盤の追走力のなさは記憶すべき。
7着 4番 カジュフェイス 牡 3 田辺裕信 56 1.21.7 37.3
スタートよく、楽に先頭に立ち。ハイペースで逃げたが、残り200mで脚色が粘った。1200mでも最後脚色が鈍ったので、先行力はあるが最後の粘りにかける。
8着 16番 ティーガーデン 牡 3 横山武史 56 1.21.8 36.1
外のやや後方を追走。4角で外を回り直線入口ではかなり後方。そこからジワジワ伸び続けるもここまで。先行して好走してきた馬だが、今回のような序盤のペースだと先行するのは難しいようだ。
9着 9番 エイシンシュトルム 牡 3 石川裕紀 56 1.21.8 36.3
後方インを追走。4角もインを回り4角の終わりで外に出してそこからジワジワ伸びてはいるが大した伸び脚ではなかった。
10着 13番 レディバランタイン 牝 3 ルメール 54 1.22.0 36.5
中団やや後方を追走から見せ場なし。ハイペース戦はダメなようだ。
11着 2番 ヴィアドロローサ 牡 3 吉田隼人 56 1.22.2 37.5
インで5番手辺りを追走していたが、直線では伸びなかった。
12着 12番 ニシノレバンテ 牡 3 内田博幸 56 1.22.4 37.7
外から3番手を追走していたが、直線では伸びなかった。外回って厳しいペースを追走したので、そこで消耗して能力以上に負けた可能性はある。
13着 18番 ウインバグース 牡 3 和田竜二 56 1.22.8 37.7
中団追走から直線伸びず。
14着 11番 ナバロン 牡 3 川又賢治 56 1.22.8 37.3
後方追走のまま見どころなく終わる。
15着 15番 ウインマーベル 牡 3 松岡正海 56 1.23.2 38.3
中団追走していたが、直線でごちゃついたときに後方に下がってしまいそこから伸びることはなかった。ごちゃついたときに少し怯んだので気が弱い面があるのかもしれない。
16着 10番 ベルウッドブラボー 牡 3 丸山元気 56 1.23.5 37.8
後方追走のまま見どころなく終わる。
17着 17番 デュガ 牡 3 武豊 56 1.23.6 38.8
外の5番手あたりを追走していたが、直線ではまるで伸びなかった。
18着 7番 ナムラリコリス 牝 3 泉谷楓真 55 1.23.7 39.1
中団追走していたが、直線ではまるで伸びなかった。
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