1.レース結果の基礎データ
2022年 3月26日(土) 2回阪神1日 天候:小雨 馬場状態:稍重
11R 第69回毎日杯
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1800m・外 10頭立
馬場差 +0.5 完全タイム差 +0.6
タイムランク D メンバーランク C
LAP :12.9-11.4-11.6-11.7-12.0-12.3-12.0-11.1-12.5
通過:35.9-47.6-59.6-71.9 上り:71.6-59.9-47.9-35.6 平均:1F:11.94 / 3F:35.83
平均ペースではあるが、L2F最速になっているようにそう厳しいペースではなかった。
2.完全タイム差検証
0.8秒ほど低く見た方がよさそう。
3.各馬の分析
1着 4番 ピースオブエイト 牡 3 藤岡佑介 56 1.47.5 35.6
やや出遅れ気味になるも行き脚ついて楽に先頭に立つ。後続を離し気味の逃げに見えて2ハロンから6ハロンまで減速ラップを刻んで、4角の終わりでは後続に迫られるかに見えて直線でまた伸びて後続を突き放す。それでも直線の途中でベジャールに交わされそうになるも、そこからまたさらに伸びて、逆にベジャールが力尽きてしまい1着になった。終わってみれば他馬との実力差、操縦性の差がはっきりした勝利だった。
2着 7番 ベジャール 牡 3 藤岡康太 56 1.47.6 35.4
一旦2番手につけようとするも外から速い馬がいて3番手につける。4角をインでじっくり回り直線で加速して先頭を交わそうとするも相手がしぶとく最後は力尽きての2着。未勝利勝ちからの挑戦で全く人気がなかったが、ペースが遅くなくてもじっくり脚を貯めれば末脚を発揮できることを示した。
3着 1番 ドゥラドーレス 牡 3 戸崎圭太 56 1.47.7 35.2
スタート遅くインのやや後方を追走。3角でもインの距離得を活かしてじっくり回っていたが、4角ではやや加速に苦労しているように見えた。直線に入って馬郡を裁くのに手間取り、その後の直線の末脚は鋭かったが3着までだった。脚を余した1戦のように見えるもコーナーの加速が今一つのように見えた。長い直線だけで勝負できるようない舞台、展開でないと勝つのは厳しいかもしれない。
4着 3番 セイウンハーデス 牡 3 幸英明 56 1.47.9 35.6
スタートはよかったが、無理せず先団のインのポジションを追走。しかし、3角辺りからペースが緩んで周りの馬が少し加速した際に手応えが怪しくなり位置が少し下がってしまう。4角は馬郡の真ん中でじっくり回り直線で加速しようとするがエンジンのかかりが遅く、直線が長いにもかかわらず勢いがピークになる前に終わってしまった。かなりちぐはぐな走りで緩急のあるレースは苦手のように見えた。ハマる展開になればそこそこやれそう
5着 6番 リアド 牡 3 福永祐一 56 1.48.0 35.9
中団追走するが、3角辺りからペースが緩んで周りの馬が少し加速した際に少し下がってしまうが、すぐ勢いをつけると加速出来て、4角の終わりでは好位まで上がるもその先の伸び脚が今一つだった。戦績からするともっとスローなペースで先行しないとダメなのかもしれない。
6着 5番 ホウオウプレミア 牡 3 岩田康誠 56 1.48.3 35.7
後方追走から4角でインを通ることで差を詰めてきたものの、直線に入ってからののびが足りなかった。コーナーの立ち回りはよかったがそれだけで、ここでは少し足りない印象だった。
7着 8番 テンダンス 牡 3 鮫島克駿 56 1.48.7 36.4
中団やや後方を追走。4角では外を回って余裕を持って加速しているように見えたが、直線の伸びは今一つだった。
8着 2番 コマンドライン 牡 3 岩田望来 57 1.48.9 36.4
中団やや後方追走。4角の加速がよくなく、直線入口ではほぼ最後方。そこからちょっとだけ挽回するのが精いっぱいだった。
9着 9番 スーサンアッシャー 牡 3 横山典弘 56 1.48.9 36.8
序盤強引に2番手の位置を取りに行ったものの、先頭に競りかけることもなく、直線ではまるで伸びなかった。馬場のいいところを選んでいて、道悪は走りにくかったところはあった。戦績から成績にムラのあるタイプのようにも思える。
10着 10番 ディープレイヤー 牡 3 松若風馬 56 1.49.2 36.7
後方追走から特に見どころなく終わった。
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