小頭数で上位人気が実力に疑問のある馬なので、思い切って人気薄を狙うのが吉のレースだった。しかしながら、道悪実績のないサラキアをピックアップするのが難しいレースだった。
1.レース結果の基礎データ
2020年10月17日(土) 4回東京3日 天候: 雨 馬場状態: 重
11R 第68回アイルランドT府中牝馬S
3歳以上・オープン・G2(別定) (牝)(国際)(指定) 芝 1800m 8頭立
馬場差 +1.8 完全タイム差 +1.1
タイムランク E メンバーランク C
スタート直後は緩いもののその後速くなっている。そこそこ速いペースであったが最速が11.4なのでかなり馬場は悪かったということのようだ。
2.完全タイム差検証
ほぼ順当なのだが、0.1秒上方補正すると、さらに順当な完全タイム差に見える。
3.各馬の分析
1着 4番 サラキア 牝 5 北村友一 54 1.48.5 35.7
前が速かったので後方を追走。のこり800mくらいから少しづつ進出して、直線に入るころには大外の好位の位置につける。直線に入って少し追い出しを待つも追い出してからはグングン伸びて、最後は後続に0.5秒差をつける勝利だった。
本来道悪は得意ではないので、馬場の少しでもよい外を回ることを意識した走りだったようだ。前走好走したように、この秋は調子を上げているようで、調子さえよければ、道悪でも大丈夫ということのようだ。
2着 6番 シャドウディーヴァ 牝 4 内田博幸 54 1.49.0 36.0
後方追走。残り400mから加速するとグングン伸びて2着になった。
前走いい走りをしており、ここでも好走する下地はあった。今後も侮れない存在。
3着 8番 サムシングジャスト 牝 4 松山弘平 54 1.49.2 35.9
後方追走。直線でインをつき伸びてきたが3着まで。
後方からの馬ながら、直線でインをつく器用さがある馬。前走オープン初戦で大敗したが、それは外を回ってのもので実力以上に負けたものの、今回は小頭数でインを立ち回れる可能性が高いので狙い目だったが、3着に甘んじてしまったので実力はそう高くなさそう。しかし、タフな馬場は得意であることは覚えておくべき。
4着 7番 トロワゼトワル 牝 5 横山典弘 54 1.49.2 36.9
速いペースで逃げて、最後までかなり粘ったが、ゴール直前で3着馬に差された4着だった。
1600mまでの経験しかない馬が、速いペースで逃げて、長い直線をかなり粘れたのでやはり能力は高い。今後も1600m戦では侮れない。小回りコースならば1800mでもやれそう。
5着 5番 ラヴズオンリーユー 牝 4 M.デム 55 1.49.3 36.5
中団追走するも直線の伸び脚は大したことなかった。古馬になってからはメンバーの弱い鳴尾記念の2着があるだけなので、成長力に疑問。今後も疑ってかかった方がよさそう。
6着 2番 ダノンファンタジー 牝 4 川田将雅 54 1.49.6 37.2
前が飛ばすので少し離れた2番手を追走。直線に入って外を回って先頭をかわそうとするも、直線では伸びなかった。
古馬重賞でまるで実績を残していないのになぜかそこそこ人気になる馬なので、嫌って妙味のある馬。
7着 1番 シゲルピンクダイヤ 牝 4 幸英明 54 1.49.9 36.9
中団追走。直線に入ってから伸び脚はかなり悪かったが、ゴール直前でフェアリーポルカを交わしてビリを免れた。
やはり馬の走る気が落ちてきているように見える。
8着 3番 フェアリーポルカ 牝 4 和田竜二 54 1.49.9 37.1
中団追走から、直線に入ってからの位置はよかったが、そこから伸びなかった。
重賞2連勝したとはいえ、小回りの中山、福島のものであり、直線の長い東京コースでは通用しなかった。
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