準オープンで強い勝ち方をした人気馬があっさり負けるパターンは結構多いが、今回もそんな結果となった。ルメール騎手をもってしてもこれだから、こういうパターンの人気馬の取捨は慎重になった方がよいということを改めて考えさせられた。
1.レース結果の基礎データ
2021年 3月28日(日) 3回中山2日 天候: 曇 馬場状態:稍重
11R 第28回マーチS
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立
馬場差 -1.1 完全タイム差 +0.5
タイムランク D メンバーランク C
前半かなり速かったので、L3-2Fが極端に減速しているそれでいて、最後は減速していないので、底力がかなり必要なレースとなった。
2.完全タイム差検証
0.4秒ほど低く見た方がよさそう。
3.各馬の分析
1着 3番 レピアーウィット 牡 6 石橋脩 56 1.51.0 37.6
好スタートから3番手のポジションを取る。4角をじっくり回り直線に入るとジワジワとしっかり伸びて1着になった。
+18キロで多少余裕残しに見えたものの、問題なかった。こういうことはしっかり覚えておいてパドックで思い違いをしないようにすることが重要。前目につけてジワジワ伸びることが出来る馬なので、3番手につけれた時点でこのメンバーならチャンス濃厚だった。
2着 12番 ヒストリーメイカー 牡 7 内田博幸 56 1.51.1 37.6
中団追走。直線に入っての伸び脚がよく最後は後続を離しての2着だった。末脚は堅実に使えるタイプのようだ。
3着 14番 メモリーコウ 牝 6 古川吉洋 54 1.51.6 37.8
中団追走。最後は外を回って良く伸びてきているものの、上位2頭とは少し脚色が劣った。
4着 13番 オメガレインボー 牡 5 横山和生 54 1.51.7 36.7
最後方追走。4角でインを回り直線でもインから鋭く伸びてきていた。末脚は鋭いものの、ダートで後方からの競馬が活きる機会は少なそう。
5着 8番 ハヤヤッコ 牡 5 三浦皇成 57 1.51.8 37.7
中団やや後方を追走。最後は伸びてはいるものの、あまり勢いがなかった。追走で末脚が削がれた感はある。
6着 11番 ナムラカメタロー 牡 5 石川裕紀 57.5 1.51.8 39.0
2番手追走し、最後までよく粘ってはいたが、もう少しメンバーが弱くならないと厳しそう。
7着 5番 スワーヴアラミス 牡 6 松田大作 57.5 1.52.1 38.2
中団追走から最後は少しは伸びているものの圏外だった。やはりもっとペースが緩まないと出番はない。
8着 1番 ライトウォーリア 牡 4 横山武史 54 1.52.2 38.8
インで4番手あたりを追走するも、直線では伸びを欠いた。オープン初戦であり、もう少し前半が緩いペースであればやれる可能性を残している。
9着 2番 デルマルーヴル 牡 5 大野拓弥 56 1.52.2 37.5
後方追走から4角ではややインを回りそこそこ伸びてはいた。
10着 7番 マイネルユキツバキ 牡 6 柴田大知 57 1.52.3 37.9
後方のまま見どころなく終わる。間隔を空けずに7戦もオープンで走り続けていたので、さすがに重賞挑戦は厳しかった。
11着 4番 ロードゴラッソ 牡 6 菅原明良 57 1.52.3 38.4
中団追走から、直線の伸びは大したことなかった。
揉まれて気をつかったとのことなので、外枠だったり揉まれないポジションつけれることが好走条件のようだ。
12着 9番 ダノンファスト 牡 4 田中勝春 55 1.52.4 38.3
後方追走のまま見どころなし。オープンでの好走は難しそう。
13着 10番 テーオーエナジー 牡 6 津村明秀 56 1.52.7 38.5
後方追走のまま見どころなし。
14着 6番 アメリカンシード 牡 4 ルメール 55 1.53.8 40.3
中団を追走するも直線でまるでのびず。
下級クラスで楽に先行できていたので、厳しいペースで砂を被るレースでは力をだせないということのようだ。落鉄していたとのことだが、ここまでダメな理由にはならない。ただし、気分よく先行出来る展開であればオープンでもやれる可能性はある。
15着 15番 シネマソングス 牝 6 武藤雅 52 1.55.3 41.5
中団追走していたが、3コーナーで早々と脱落。
競争中止 ベストタッチダウン 牡 5 北村宏司 56
速いペースで逃げたが、最後の直線でバテると馬が転倒して競争中止。
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
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