人気通りの堅い決着になったが、出走頭数も含めて、それだけ大した馬が揃わなかった組み合わせと考えてもよさそうなレースだった。
1.レース結果の基礎データ
2021年 5月 8日(土) 3回中京1日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第69回京都新聞杯
3歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝 2200m 11頭立
馬場差 -1.5 完全タイム差 ±0
タイムランク C メンバーランク D
後半早めにペースアップが始まる展開となった。
2.完全タイム差検証
0.8秒ほど低く見た方がよさそう。
3.各馬の分析
1着 10番 レッドジェネシス 牡 3 川田将雅 56 2.11.2 35.3
後方を追走。3角から進出を開始し、直線入口では中団の5,6番手の位置まで上がる。先頭の馬は後続を少し離していたものの、直線でジワジワ伸び続けゴール直前で先頭を捕らえ1着となった。
長くいい脚を使うタイプのようで、戦績を見ると上り最速で走っているレースが多い。東京2400m戦に向いていそうだ。
2着 4番 ルペルカーリア 牡 3 福永祐一 56 2.11.3 36.2
好スタートから一旦2番手に控えるかに見えたものの、馬がエキサイトして最初の直線から1角に入るまでに先頭に立つ。その後は折り合って後続を引き付けた逃げになり、4角で後続を突き放しセーフティリードを保って直線に入りそのまま逃げ切るかに見えたが、ゴール直前で捕らえられ2着となった。
先行してやや速いペースで折り合い、最後まで粘れるので好走できるレースの幅は広そう。今回は4角で後続を突き放せたのがよかった。
3着 8番 マカオンドール 牡 3 浜中俊 56 2.11.5 35.4
後方追走。3角からレッドジェネシスの少し外の後ろから同じように進出していて最後まで伸びていたが、最後までレッドジェネシスとの差は詰まらなかった。
レッドジェネシス同じように長くいい脚を使うタイプなもののレッドジェネシスとは少し能力が劣ることを示しての3着だった。
4着 6番 トーホウバロン 牡 3 和田竜二 56 2.11.9 36.1
中団イン追走。4角もインを回り、直線に入って前が詰まり内に進路を切り替える際に一瞬速い脚を使ったが、それは一瞬だけでその後の伸びはジリジリとしたものだった。一瞬の脚はいいものを持っていそうで、一瞬の脚を活かせるときに好走の可能性がある馬のようだ。
5着 2番 ヴェローチェオロ 牡 3 西村淳也 56 2.12.0 36.4
インの4番手を追走するも、直線の伸びは大したことなかった。
戦績からスローペースでないとダメなようだ。
6着 11番 ハートオブアシティ 牡 3 泉谷楓真 56 2.12.6 36.3
後方追走から最後の直線で伸びようとするも大した脚ではなく、ここでは通用しなかった。
7着 3番 サイモンメガライズ 牡 3 武豊 56 2.12.8 36.6
後方追走から最後の直線で伸びようとするも大した脚ではなく、ここでは通用しなかった。
8着 1番 ワイドエンペラー 牡 3 藤岡佑介 56 2.13.1 36.8
中団追走するも4角ではペースアップについていくのに苦労していて直線では大外に出すも大して伸びなかった。戦績を見ると時計のかかる馬場で上りがかかった状況で好走しているので、上り35秒台が必要なレースでは通用しない可能性がある。
9着 9番 ゲヴィナー 牡 3 岩田望来 56 2.13.5 37.9
中団追走から向こう正面で3番手の位置にまであがるも、勝負所からはいいところがなかった。
スローペースで先行しないとだめなようだ。
10着 5番 ブレークアップ 牡 3 団野大成 56 2.14.0 38.8
2番手追走していたが、直線で伸びず。ここでは能力不足は明らか。
11着 7番 エスコバル 牡 3 藤岡康太 56 2.14.7 38.6
3,4番手追走していたが、4角のペースアップでついていけず脱落。ここでは能力不足は明らか。
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
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